ファミコンのマイクは何のためにあったんだろう?
2008.09.07

ファミリーコンピュータの2プレイヤーのコントローラには
マイクがついていた。これはどんな意図で装備されていたのか、
という話。結論として、真相はわからない。

きのうの夜、ネットラジオを聴いていた。
「Omaera Tottoto Shigotoshiro!!」さんで土曜の夜に生放送する
「お前らON THEらじお」だ。このラジオは生放送であることを
活かして、リスナーがBBSに書きこんだ内容を
ある程度反映させてくれる。
(次のラジオは9/20だそうだ)

昨夜の放送のなかで、ファミコンの「バンゲリングベイ」
少し話題に出た。それを聴いて私が「バンゲリングベイって、
2コンのマイクに叫ぶと味方を呼べるんですよね。たしか。 」
と書きこんだ。

その後、そういえばマイクがあったよね、という話が
ラジオで少しあって、他の話題へ展開していった。

この話がきっかけで考えたんだけど、ファミコンには
どうしてマイクが内蔵されていたんだろう。
今となっては古典的な機種になったファミコンも、
当時は「性能のわりに安い」といわれていたようだ。
当然コスト意識はあるから、無駄なものを内蔵するわけがない。
ファミリーコンピュータの発売は1983年のことだ。

パッと思いつくところでは、音声認識やカラオケなどを
想定したのかと思うが、両方とも違うだろう。

音声認識の技術は当時はなかった(一般的ではなかった)はずだ。
つまりプログラムとして難しい時代だった。加えてウィキペディアに
よると
、そもそもファミコンのマイクは一定音量以上の音が
入力されているかどうかの判断しかできなかったらしい。
(ちなみに、音声認識を使ったゲームではニンテンドウ64の
「ピカチュウげんきでちゅう」(1998年)やドリームキャストの
「シーマン」(1999年)あたりが有名)

カラオケも、一般的な娯楽として定着したのはカラオケボックスの
流行以降だと思うので、これもたぶん違う。歌謡曲をオリジナルに
近いかたちで流すことも性能上難しかったのではないか。
(カラオケの誕生は1970年代で、カラオケボックスの流行は
1980年代後半)

現代ではボイスチャットが普通になって、ニンテンドーDSのように
マイクが標準搭載されているものもあるが、
当時はインターネット自体が一般的ではないから、
「遠くの人と電話みたいに話そう」なんて発想もないだろう。

正直、マイクを積極的に使うつもりはなかったのかもしれない。
マイク入力を本格的に使うゲームは1本もなかったようだ。
本当にアピールするつもりなら、2プレイヤー側にしかないことが
理解できない。コストの問題で両方につけられないとしても、
普通に考えれば1コンにつけると思う。

単純にプレイヤーの声がテレビのスピーカーから
流れたら面白いかもね、という感じだろうか?
実際、小さい子なら適当に声を出すだけでもしばらくは遊べそうだ。
(ゲームがマイクに対応していなくても、マイクのスイッチを
入れて声を出せばスピーカーから声が出る仕組みになっていた)
なにかに使えるかも、という遊び心だったのかな。

ちなみに、録音することもできない。
ソフトのカートリッジ側で対応すれば録音できたかもしれないが、
初期は「(ゲームの)データをセーブする」ということがなかった。
ドラゴンクエストも「2」まではパスワードによるセーブだった。
(「パスワードの書き間違いによる悲劇」も記事になりそうだけど
ここでは省略)

ちょっと長くなってきたけど、最後にバンゲリングベイに話を戻す。
これを書くためにウィキペディアで調べてみたら、洋ゲーだった。
当時、よくわからないゲームだなと思っていたけど、洋ゲーなら
しかたがなかったのかも。

「ロードランナー」との世界設定の共通点があることも
初めて知った。今となっては「ロードランナー」を知らない人も
多いだろうけど、ファミコン初期の有名ゲームで、アクション
ゲームとパズルゲームを組み合わせたような内容。
ステージ内の金塊をすべて取って脱出するゲーム。
ハドソンを有名にしたゲームのひとつだ。


この記事へのコメント

洋ゲーだったのですか - あーにゃ - 2008年09月10日 23:32:15

頻繁に閲覧させてもらっているにも
関わらず、初めて書き込みします。
バンゲリングベイ、洋ゲーだったんですね。
初めて知りました。旦那さんが子供の頃
混乱したのもうなずけますね。
ファミコンの2Pマイクは音声認識を
していなかったとなれば、言葉によって
複数の反応があったゲームなんかは
どういう処理が行われていたのでしょうね。
興味深いです。確かに、決められた
言葉でなくとも認識された事があった
記憶がありますし、気になってきました。

大きな声なら - 斎太郎 - 2008年09月11日 22:34:22

あーにゃさん、コメントありがとうございます。
あのマイクは単純な機能しかなかったようなので、
ある程度の音量で叫べば「入力OK」と
判断されたんだろうと思います。
DSのゲームでも、マイクに言葉を叫ぶシーンで
実際はマイクに息を吹きかけるだけでも
「入力OK」になったゲームがあったような気がします。
言葉を解析する技術は思った以上に
高度なものなのかもしれないですね。

洋ゲー - 斎太郎 - 2008年09月11日 22:44:11

バンゲリングベイやロードランナーが
洋ゲーだったとは私も知りませんでした。
今回の件でウィキペディアを見なければ
永久に知らなかったと思いますw
ロードランナーはまともに遊べた記憶がありますが、
バンゲリングベイが洋ゲーだと知ると
妙に納得できます。
両方ともハドソン制作だと思ってました。

あ - あ - 2008年09月13日 23:06:44

ただ単純に
2コンにスタート/セレクトボタンが無いからだと思いますよ
(当時は2つもいらないだろうと判断してた)
2コンには、このボタンを認識する2つの信号が余分となったが、
これで何か出来ないかなーと模索した結果がマイクなんだと思います
音声認識が弱いのも、スタート/セレクトボタン用の2つの
信号しか使ってないからって事で納得してます

それもあるかも - 斎太郎 - 2008年09月14日 21:52:13

コメントありがとうございます。
1コンと2コンが同じ基盤で、スタート(セレクト)
ボタンの回路でマイクを動かせるなら、
その可能性はありそうですね。
当時の話を聞く企画をマスコミにやってもらいたいですね。

バンゲリングベイといえば - かめ - 2008年09月14日 23:02:07

バンゲリングベイといえば作者がシムシティの方でしたね。
バンゲリングベイの町並み?から発想したとか。

知ってる範囲で言えば - さきち - 2008年09月15日 03:10:11

面白い推測ですが、違うようです。
ファミコンのコントローラー入力は1Pと2Pで同仕様で、2Pは単にスタートとセレクトのボタンが付いていないだけです。
(工作して追加しても、ソフトが2P側の該当スイッチをチェックする規則がないのでおそらく無意味です)
そしてマイクは独立したワイヤーで拾っています。
(前面端子にも1コントローラーを繋げますが、ここにもマイク入力端子が一系統だけ入っています)
そうなると何のため付けたかはやっぱり謎ですが(すみません)、いわゆる遊び心ってやつかもしれませんね。

マイク - 斎太郎 - 2008年09月15日 19:39:31

かめさん、コメントありがとうございます。
ウィル・ライト氏ですね。これも今回ウィキペディアを
調べて初めて知りました。これからは
「シムシティの人」ではなく「バンゲリングベイの人」と
呼ぼうw
バンゲリングベイのオリジナル版のハードには
マイクがない(標準機能ではない)ようなのですが、
これってハドソンが追加した要素なんですかね?
さきちさん、コメントありがとうございます。
マイクが意図的につけられていたとすると、
任天堂がマイクを重視したソフトを作らなかった理由が
わかりませんね。
マイクの部品が安くて、予算内で収まるから
「とりあえずつけてみるか」って感じですかね。

うう - さんせい - 2009年09月13日 11:53:34

>任天堂がマイクを重視したソフトを作らなかった理由がわかりませんね。
ウィキペディアに書いてあるように、故障の原因になったり
製造時期によってON・OFFの判別が逆にされたため有効利用が難しかったんじゃないでしょうか。
その点、GBの通信機能は、恐らくファミコンのマイクと同じような意図で付けただろうにうまく行きましたよね。
今の携帯ゲームにも通信機能はつけてありますし。

残念 - 斎太郎 - 2009年09月13日 19:41:47

さんせいさん、コメントありがとうございます。
故障や操作方法の違いがあると、
使いにくかったでしょうね。
マイクを活用した企画はあったと思うので、
残念ですね。
GBの通信機能はポケモンの出現で救われた
側面がありますね。遅かれ早かれ標準化された
機能だと思いますが。

- daiki - 2016年06月08日 16:58:52

ご存じの通りファミコン本体のマイクは使い物にならないので、
ファミコン用カラオケソフトでは専用マイクが直付けされています。

http://www.ne.jp/asahi/oroti/famicom/ish14.html
http://blogs.yahoo.co.jp/nage_game/34479970.html

- 斎太郎 - 2016年06月08日 23:00:45

daikiさん、コメントありがとうございます。

このカラオケソフトは知りませんでした。
どれくらい売れたんでしょうね。

トラックバック

URL :

PR
プロフィール

管理人:saitaro2012
別のブログサービスから移転してきました。
移転作業中のため、
画像が表示されなかったり
リンクがおかしかったりします


最新記事
カテゴリ
検索フォーム
最新コメント
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...