緊急時、従業員はどこまで働くべきなのか
2018.09.08

天災などの緊急時、従業員はどの範囲で仕事をするべきなのか
という話。結論は出ない。

台風21号の猛威を受けて、関西空港が陸の孤島になった。
一時は8000人が閉じ込められたそうだ。

このニュースで、空港内のコンビニに客が殺到している映像があった。
空港から出られないとなれば、ひとまず物資を確保したい気持ちはわかる。
あんな状況でも営業が行われ、店の前にちゃんと行列をつくる様子は
なんとも日本らしいなと思って映像を見た。
その後も空港内の混乱は数日つづいた。


そのあと北海道で大きな地震が起きた。
北海道全域で停電になり、物流も途絶えるなかで
物資を求める人たちがスーパーやコンビニに駆けつけた。

停電などの影響で営業できない店が多かったが、
北海道を中心に店を出すコンビニ、セイコーマートの一部店舗では
ハイブリット車から電源をとって営業した。
さらにガスで動く釜を使って米を炊き、おにぎりの販売をしたそうだ。
(同じセコマでも店舗によって設備が違うので閉店した店もある)

私も東日本大震災のときはコンビニにお世話になったので、
緊急時でも営業してくれるありがたさはわかる。
(関東なので建物の被害はなかったが、自宅周辺は停電した。
いつまで停電するかわからないので、食料の確保でコンビニに行った)


ここまで店の対応を美談のように書いたけど、
こうした対応が適切なのか、今もわからない。

空港内や地震の被害を受けた地域のコンビニが営業していると
ありがたいのはまちがいない。しかし、激しく混雑するのに
店舗スタッフの収入はおそらく変わらない。特別報酬の話は聞かない。
空港職員や店舗スタッフも被災者なのに、
サービスの提供を求められるのは酷ではないか。

日本の職場は基本的にブラックなところがあるというか、
歩調を合わせることを暗に求める傾向がある。
緊急時とはいえ、「家族や家が心配だから帰ります」とはいい出しにくいかもしれない。
特にコンビニ業界はブラックだといわれる

こうしたことは雇用側がマニュアルをつくるといいのかもしれない。
帰らずに(あるいは非番でも出勤したら)給料アップとか、
思い切って閉店するとか。

台風や雪が予想されると、前もって閉店時間を早める例が増えた。
それを考えると緊急時に営業するのが普通だと思わないほうがいい。

警察官や消防士、医師や看護師にも同じことがいえるけど、
コンビニスタッフや空港職員が同じレベルで職務にあたるべきとは思えない。

犠牲の精神を発揮した人、あるいはそれを強制された人に
報いるシステムがあったらいい。
「ほんとに犠牲になったら表彰します」では悲しい。


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