意外と伝わらない意図
2018.04.06

「ニンテンドーラボ」の公式サイトに開発者インタビューが掲載された。

今回のインタビューは、「社長が訊く」が復活したかのような気配だった。
発言内容が興味深いのはもちろん、聞き手とのやりとりに
岩田社長を感じさせるものがあった。
「ああ、ついていますね」なんてところは岩田感が強い。
ただの思いこみだろうけど。

「ニンテンドーラボ」公式サイト
4月20日(金)発売

インタビューで興味深かったのは
ダンボール工作を試してもらったらぜんぜんうまくいかなかった
というところ。
(意図が伝わらない話を恐怖という印象で語っているところもいい)

開発が「ほぼ最終段階」に達したと思われた時点で
低年齢層に試してもらったら、うまくつくれなかったそうだ。
そこから改良を重ねて完成に至る。
説明書が廃止になるご時世で説明書づくりに苦心するのもおもしろい。


最終段階のはずなのに試したらダメだったとか、
自分の意図がうまく伝わらないのは、
「できる(慣れている)人には、初心者(できない人)の気持ちが
わからない」ということの具体例になっている。
今回は相手が低年齢層だからよけいに意外な盲点があったかもしれないけど、
それは言い訳にならない。

こうしたことは工作に限らず、日常生活でかなり多い。
鉄棒の逆上がりができる人は、できない人の気持ちは理解しにくく、
身体の動かしかたのどこが悪いかもよくわからない場合がある。
自分にとって自然にできることほど、それができない人の気持ちはわからない。
昔は自分もできなかったとしても、忘れている。
文章を誤解されたり、読まれなかったりするのもよくある。

ニンテンドーラボの場合、テストを重ねて改良できたけど
改良の余地が大きいままで出されちゃうコンテンツも多いんだろうね。
予定外(?)のテストができるだけ任天堂はマシ。

あらゆるコンテンツは受け取り手の能力も問われるので、
発信側の工夫が足りないとはいいきれない。
工夫してもなお「半分も伝わっていない」が実情だったりするかもしれない。


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