「ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる」を読む
2017.08.12

「ポケモンGO」の開発に基礎から関わり、
現在はゲームディレクターの立場で開発を続けている
野村達雄さんの著書を読んだ。

「ポケモンGO」の開発秘話かと思ったけど、
野村さんの半生を語った自伝に近い。
野村達雄さんは中国生まれ。祖母が日本人で、9歳で来日。
のちに日本に帰化した。


「芸は身を助ける」というけど、野村さんはプログラムに
小さいころから興味を持って、その方面の知識を伸ばして
大学以降のキャリアを積んでいる。
大学入学以降の話はもちろん興味深かったけど、
それ以前の話が印象的だった。

プログラムに興味を持つきっかけがゲームデータの
不正改造だったのは皮肉だなと思って読んでいたら、
小学6年で新聞配達のバイトを始めたとか、
中学生のときに社会的立場を偽ってファストフード店で
バイトしたとか、果てにはバイク事故まで起こす。しかも無免許。
赤裸々な話が出てくる。

6年生でバイトって、法的にOKなのかなと思うけど、
この収入で中学生の野村さんはパソコンを買い、
自宅にインターネット回線まで引いてしまう。
これがプログラムを独学するのに役立った。
人生に大きく影響したのはまちがいない。

大学院生のとき、Googleでインターンとして働くチャンスを得る。
そのとき配属になったのがGoogleマップのチーム。
これも人生の分岐点。

正式に社員になったあともGoogleマップの担当で、
エイプリルフールの企画をきっかけに「ポケモンGO」の開発に至る。
同じGoogleでも、別のチームだったら
野村さんの人生はどうなっていただろうか。


この本を買ったのは「ポケモンGO」に興味があったからだけど、
任天堂の前社長である岩田聡さんにも触れているかもしれないと
思ったのも理由のひとつ。

岩田さんに関する話はあって、写真も載せられている。
野村さんと岩田さんは2回会っているみたいだけど、
最後に会ったのは岩田さんが亡くなる半年前。
その内容は第三者には軽い内容だけど、野村さんには忘れられない時間だったみたいだ。


野村さんがGoogleに入社したのは2011年。
(本文では2009年になっているが誤植だと思う)
まだまだキャリアがつづくことを考えると、今後の動向が楽しみな人だ。


読んで感じたのは、やっぱり環境は大事だ。
自分ではどうにもならない部分はあるけど、どうにかなる部分もある。
そして、ときにはグレーゾーンにふみこむことも必要。
妙におとなしくせず、「おこられたら、やめればいいや」という感じの
気持ちでいたほうがいい場合もある。

全体として、おすすめ度の高い本ではない。
でもこうして文章を書く気になる内容だった。

amazon 「ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる」
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