保田道世さん、亡くなる
2016.10.13

名作アニメの制作に関わってきた保田道世さんが
お亡くなりになった。77歳。
新聞の訃報欄でこの話を知った。驚いた。

保田さんは高畑・宮崎両監督とともにアニメ制作を
続けてきた人物だけど、あまり知られていないかもしれない。
キャラクターなどの絵を描く人ではなく、
画面上の色を決めるのが彼女の仕事だ。
スタジオジブリの作品では「色彩設計」という肩書きで
スタッフロールに載ることが多い。

アニメ作品は、(動きのない)背景画をベースに、
動きのある人物などの絵を重ねるようにして映像ができる。
動きのある部分にどんな色をつけるのか、
シーンごとにすべて決めるのが色彩設計の仕事。

最終的には監督と相談して決まるとはいえ、
映像の印象を決める重要な役割だ。

保田さんが色を決める役割を始めたのは
「母をたずねて三千里」や「未来少年コナン」あたりから。
その後、「赤毛のアン」などをへてジブリ作品につながる。

「崖の上のポニョ」を最後に現場をやめていたらしいけど、
「風立ちぬ」の制作にあたり、宮崎監督から直接電話をもらって
現場復帰したとどこかで話を読んだ。

アナログのアニメ制作を開拓した人物のひとりだった。

かなり前にも話題にしたけど、
保田道世さんの仕事ぶりや色を決める仕事、アニメ制作の現場については
「アニメーションの色職人」という本がくわしい。
「もののけ姫」公開当時の本だけど必読といえる。
電子書籍にはなっていないみたいなので、入手はむずかしいかも

「アニメーションの色職人」 柴口育子 徳間書店 (2004.07.15)
http://g2012.blog.fc2.com/blog-entry-1933.html


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