「救出映像」の趣味の悪さ
2015.09.10

台風18号の影響で北関東で大雨になり、
関東では初めて大雨の特別警報も出される事態になった。
鬼怒川など、堤防が決壊した河川もある。

今日の午後、堤防の決壊が原因とみられる浸水により
屋根の上に避難した人々を救助する様子が生中継されていた。
水没しかけた電柱(?)につかまった男性も中継されたみたいだ。
これらの映像はとても趣味が悪い。

災害の中継映像で多いのは、電車の停止により
駅で足止めをくらっている人々だとか、
冠水した道路をザブザブ歩く人たちの様子だ。
これらと比較しても、屋根の上に避難した人を生中継するのは
だいぶ性質がちがう。
生中継だから、当然モザイク処理などはない。

この手の映像は、テレビ局にも大半の視聴者にも都合がいい。
「助かるだろうか」という見世物になっていて、
無事に助かればもちろんOK、建物が崩れたり力尽きたりして
濁流に飲まれたとしてもOK。放送時間の限界がきて
中継を切ったとしても、局はその後の様子を伝える義務はないし、
視聴者もすぐに忘れる。
屋根の上の人は放送されていることを知らず、拒否権もない。
一方的に映されるだけ。

避難所の内部を中継するのも趣味が悪いと思っていたけど、
屋根の上の人を映し続けるのはもっと趣味が悪い。

ヘリコプターからの撮影にもいろいろある。
状況確認、報道(記録)、消費(娯楽)。
かなり性質がちがうけど、なんでも一般に生中継すればいいとは思わない。


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