難民と国籍
2015.09.08

内戦がつづくシリアから一般住民が避難を始めて、
遠いドイツを目指している話が話題になっている。
その数はかなり多くて、数百万人はいるみたいだ。
(ぜんぶがシリア人ではなく、パキスタンやイラクなどからも
来ていて、どさくさにまぎれて引っ越ししようとしている人もいるとか)

地図を見るとよくわかるけど、シリアとドイツはかなり離れている。
飛行機や高速鉄道を使ったリッチな旅はできない。
それでもドイツを目指すのは、ドイツの憲法みたいな法律で
「政治問題などで逃れてきた人は保護しよう」と決まっているから。
仕事もありそうだ、という理由もあるみたいだ。
遠くて言葉も通じないような場所へ行くのは覚悟がいる。
(このあたり、終戦後の日本人がハワイやブラジルへ
仕事を求めて移住したのと近い側面もあるかもしれない)

ドイツは避難してきた人を受け入れているけど、
当然ながら、全員の受け入れは無理だろう。
今のところ、ヨーロッパ各国で分担しようよ、という話が
出ているみたいだけど、うまく進んでいない。
数が多すぎて「そんなに来られても困る」って状態。
国連も機能していないので、この問題は長引くだろう。

戦争のせいで日常生活が送れなくなり、
やむなく国外へ避難するのは同情するけど、
どんどん外国人が入ってきた国も大変だよね。
数が多すぎると、国内の政治的なバランスや文化が変化する。
難民の人たちも「早く国に帰りたい」と思うだろうけど、
避難が長引けば定住と同じ状態になる。


この難民問題は特殊だろうけど、
国籍というものは案外もろいものなのかもしれない。
なにかの理由で、生まれた場所から離れ、
移住先で過ごす時間が長くなれば、
生活習慣や価値観が変わってくるはず。
生まれたときの国がどこかなんて意味をなさなくなる。

日本がかなりレアな環境なだけで、
世界的には国籍よりも人種・宗教・言語による
つながり(区別)が重要になっていくのかもしれない。
さらに、なにができるのか、なににくわしいか、
なにが好きか、そうした個人的なことが重視されていく。

国籍は、とりあえずの分類というか、
学校のなかの1年1組と1年2組のちがいくらいかもしれない。


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