縮小がつづく日本のゲーム機市場
2015.07.28

「CESA ゲーム白書」の2015年版が発行された。
それによると、2014年に日本で発売された
ゲーム機本体とソフトの市場規模は7年連続で減少しており、
2007年と比較すると約半分になっているそうだ。
つまり、ゲーム機本体もソフトも売れなくなっている。

業界全体の縮小が続いているわけで、
危機的状況といっていい。
そういえば、何年か前までの任天堂の決算発表会では、
他社もふくめたハード・ソフトの売れ行きの動向が
語られていたけど、ここ数年はそうしたデータは提示されない。
落ちこみを見せたくなかったのだろう。


どうして7年連続で減少することになったのか、
そこには複数の原因があるはず。
しかし大きな理由として「スマートフォンの普及」ははずせない。

これはスマホのゲームアプリに魅力があるという意味ではなく、
スマホの月額料金の負担が重くて、ほかの分野にお金を使えない
状況になっているのではないか。

スマートフォンを単純に契約すると、
月額で6000~7000円くらいはかかるらしい。
ひとり1台、この契約でお金を払ったら負担は大きい。

電話番号を維持しながら他社に移る制度を使ったり、
家族で契約プランを工夫すると
料金は下がるが、いろいろ複雑だ。
MVNOなど、安い料金のサービスが普及しつつあるのもわかる。

娯楽目的で買うゲーム機と、通信目的で買うスマートフォンでは
購入の優先順位がちがうのはあたりまえ。
ほしいものはぜんぶ買う、といえるほど収入は増えていないはず。


日本において、ゲーム機市場が右肩上がりで
急速に再成長する時代は当面は来ないかもしれない。
映画と同じで、世界的に販売される大作を中心に市場が動いて、
国内メーカーはごく一部をのぞいて存在感が薄くなると思う。

「グラフィックの強化」以外の進化をアピールできないと、
新しいハードを買わせる商売は成立しにくいかもしれない。
グラフィック以外の要素は伝えにくいけどね。

ちなみに、海外のゲーム機市場は好調らしい。
「日本の状況がいまいち」という状態なので、
今の状態がさらに続くと、あるソフトの日本語版が出ないとか、
日本語音声はつかないとか、新ハードが日本だけ出ないとか
そうした問題が出るかもしれない。


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