北海道でノーゲームデーを実施
2015.01.26

北海道の教育委員会が、毎月第1・第3日曜日を
「ノーゲームデー」に設定したそうだ。
この日はゲームをせず、その時間を家族の団らんや
読書、野外体験などに使ってほしいらしい。

公式の情報を見たところ、
「最近の子供はゲームばかりで、外で遊ばなくなった」という
昭和の時代からある嘆きがそのまま続いている印象。
企画の立ち上げや承認を担当したメンバーが高齢者中心だろうから
しかたがないのかもしれない。

公式情報では、「ゲーム」のほかに「電子メディア」という
定義があいまいな言葉が使われている。
さらに、「望ましいネット利用のルールづくりの促進を図る」という
部分もある。対象がゲームなのかネット全体なのか
はっきりしない。これも立案者や承認者の理解不足、
もしくは企画の全体像が見えていない証拠だと思う。

北海道教育委員会
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/sgg/dosankooutmedia/n.htm
ITmediaの記事
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1501/26/news111.html


とはいえ、この取り組みは悪くない。
「ゲームから少し離れる時間をつくろうよ」という動きは必要だ。
さらに、対象が子供だけではなく、大人もふくめたのもいい。
ただしゲームで終わっているのが踏みこみが甘いところで、
ネット全体からも離れるようにしないと意味がない。
(ゲームをやめたとしても、YouTubeやテレビなどの次の敵がいる)


悪くない取り組みだと思うけど、実際に効果を出すには
長い時間が必要だし、もっともっと工夫が必要だと思う。
まったく強制力のない(さらに魅力も薄い)企画だから、
自発的に習慣を変えるのはむずかしい。

「ゲームをやめろ」というだけではなくて、
「あいた時間をこう使うとおもしろいよ」という誘導がほしい。
たとえばダイエットなら「摂取カロリーを減らせ」だけでは不十分。
運動の方法とか食べごたえのある食事とか、
スリムになったときに訪れる未来を語るとかがないとダメ。


子供の行動や環境を変えたいなら、親世代を変えるのが一番いい。
たとえば定時で仕事が終わったり、長時間保育に預ける必要のない
収入があれば、それだけで家族で過ごす時間は増える。
親が家にいなかったり、本を読んだりしないなら、
その子供も読書の習慣を持たないかもしれない。

予算がないとか、教育委員会の権限でできることが限られるとか
いろいろハードルはあるだろうけど、長期的に取り組んでほしい
テーマだと思う。


ところで、似たような話を2008年にも紹介している。
福岡県の行橋市で「ノーテレビ・ノーゲームデー」を
月に1回設定するというもの。
これがどうなっているのか検索したところ、
今でもつづいていて、平日に設定されているみたいだ。

2008年当時の話(2008.06.27)
福岡県でノーテレビ・ノーゲームデー始まる
http://g2012.blog.fc2.com/blog-entry-762.html


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