特許無償公開はゲーム業界にもありうるか
2015.01.06

トヨタ自動車が、燃料電池自動車に関連する特許を
他社に無償で提供するそうだ。
燃料電池自動車は水素を燃料にした自動車で、
環境の維持やガソリンに頼らない車として注目されている。

特許を取得した技術やデザインは、基本的にほかの人は
使えない。使いたければ使用料を払う契約を結ぶしかない。
その特許を無償で提供するのは、燃料電池車の普及を
加速させたいのが表向きの理由で、大盤振る舞いのように
思えるが、そうでもないらしい。

そもそも、今回提供される特許は一部をのぞいて
「2020年までは無償」と期限が決まっている。
それ以降も使いたければお金がいる。
また、無償で提供してでも他社に使わせて、
「トヨタ方式」を世界標準に近づけたい思惑もあるらしい。
きちんと自社の得になるように計算している。


似たようなことは、近い将来にゲーム業界でも起きるかもしれない。
特に、据置型ゲーム機について。
システムの開発に時間もお金もかかるし、
場合によっては赤字覚悟で売らないといけない。
本体が売れないといけないことに加えて、
ソフトメーカーの支援もないと市場が広がらない。

こうしたリスクが大きい状況だと、
「できるところは協力しましょうよ」という動きがあっても
不思議ではない。現状、PS4とXbox Oneは、ほぼ同一の
ハードのように認識されており、共通して発売されるソフトが多い。
ひとつ前の世代から親戚みたいなものなのだから、
もっと近い関係になるのはむずかしくないと思う。
一部の部品を共同で調達するとかね。

どのゲーム機でも共通したゲームが発売されている
現状を見ると、乱暴にいえば、他社を出し抜くような
本体設計はなかなかできないともいえる。
新鮮なものを出しても、すぐにマネされてしまう。

重要なのは食器ではなくて、料理人の味つけや加工だと考えると、
大事な部分はもっと限定されるような気がする。

ソフトのダウンロード版や、オンライン専用のゲームが
めずらしくないので、重要なのはゲーム機という箱ではなくて
オンラインサービスだ、ともいえる。
箱は共通部分を増やしてできるだけ安く売って、
どんどん普及させようぜ、という動きがあるかもしれない。
箱にこだわる時代は終わりが近いかもしれない。


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