勝てる場所で戦う
2014.12.15

先日の衆議院選挙は、与党が選挙前とほぼ同じ
勢力を確保する結果となった。解散を決めたのが
与党に有利なタイミングだったので、
おおむね予想通りの結果といえるし、
与党が議席を増やせなかったのは失敗ともいえる。

今回の選挙結果で注目だったのが、
解散前に辞任したふたりの女性閣僚が当選していること。
ひとりは選挙中に「うちわ」を配布して公職選挙法違反の
疑いがもたれており、もうひとりは政治資金団体の
収支報告書の内容がおかしいと指摘された。

このふたりが立候補していること自体が変な話だが、
当選してしまったのは苦笑せざるをえない。
ほんとうに支持者の存在はありがたい。

政治資金収支の件は、数千万円の資金の使い道が不明で、
今も詳細は捜査中。今後、当人が起訴される可能性もある。
よく立候補できたものだ。

投票率が戦後最低に低かったせいで、
組織票の効果がより強く発揮されたのかもしれない。


とはいえ、この話は興味深い教訓でもある。
「戦うなら、勝てそうな場所で戦え」ということ。

似たような話で、九州で当選したある有名議員がいる。
首相経験者の兄がいる人で、前回の衆議院選挙では
選挙区を東京から九州に移して当選した。
母親の強い影響力がある土地なので変えたらしい。
今回もその戦略を続けた。

選挙に立候補しなくても「勝てそうな場所で戦う」のは
いろいろ応用できる。
ライバルが多いところ、強力なライバルがいるところは
避けたほうがいい結果が出やすい。

たとえば、プロサッカー選手を目指すのはおすすめできない。
ライバルがたくさんいるからだ。身体能力に自信があるなら
もうちょっとマイナーなスポーツを選ぶと上位に行けるかも。

外国語を学びたいとき、英語を選ぶのはベストとはいえない。
英語を読み書きできる人はすでにたくさんいるし、
今後10年程度でネット経由の翻訳技術も進歩する。
どうせ学ぶなら、別の言語のほうが重宝される。

漫画家になりたいのなら、週刊少年ジャンプでデビュー(連載)
したいとは思わないほうがいい。デビューできるなら、
別の雑誌(媒体)でもいいや、と思っていたほうが
デビューの確率は高いと思う。
こだわりが強すぎるのはよくない。

著名な学者のなかにも「あえて研究者が少ない分野を選んだ」と
語っている人がいたと思う。


ライバルが少ないほうがいいとはいえ、
誰もいない道を選ぶのはあまりおすすめしない。
登山道のない山を登るのは危険だ。
こうした道を進む人は、止められても進むだろうけど。
ダメなら戻ればいい。


自分の興味や関心に素直に動くのもいいけど、
あえて長い行列のレジに並ぶ必要はない。
となりのレジの列が短いなら、そっちに移ってもいい。
得意技を活かしたり、有利な位置取りをするのは
日常生活でもやっていることだ。

どの道を選んでも、それなりに努力しないと
まとまった結果は出ない。これはまちがいない。
勝てそうな場所をうまく選べば、努力や苦労の質が変わる。


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