選挙
2014.12.10

選挙があっても投票しない人がわりと多い。
わりと、というか、投票しない人が過半数のこともある。
そこからぼんやり考えたこと。

戦国時代、織田信長が天下統一の直前まで行ったころ、
当時の日本の庶民の大半は信長のことをよく知らなかったと思う。
姿を見たことがないのはもちろん、
名前さえも伝聞で聞くだけだっただろう。

信長が死んで豊臣秀吉に権力が移ったあとも、
今度のトップは秀吉と知る庶民は少なかったと思う。
信長だろうが秀吉だろうが、年貢はしっかり取られる。
これは情報伝達手段が発達していないことや、
教育の問題もあると思う。

当時の支配権争いは武力闘争だから、
庶民はよくわからないままに戦力として集められ、消費された。
ずいぶん迷惑な話だっただろう。

つまり、当時の庶民のほとんどは
支配されるがままで、支配層のことはよくわからなかった。
せいぜい意識できるのは村長とか地元の領主、
あるいは境界をこえたとなりの領主くらいだったと思う。


現代の日本は、最高権力者(その候補者)の姿や
公式な発言はだいたい伝わってくる。
知らないとは考えにくい。
(むしろ、距離が近いはずの区長や市長を知らない)

支配権の争いは選挙で、少なくとも表向きは武力闘争はない。
権力者と利害が一致する団体の構成員が
統一した投票をしてほかの勢力と競う。
無関係の庶民は巻きこまれない。

庶民が消費されず、成人であれば誰もが
権力の移行について意思をしめせる時代になった。

しかし現実は選挙に行けるはずの約半数が投票をしない。
それは委任状を出すようなもので、
されるがままの状態、試合放棄だ。

そう考えると、戦国時代も2014年もあまり変わっていないのかも。
権力者を決める方法は変わったけど、
そのシステムに参加しないなら同じだ。

参加しても、少数派を支持していたら結局は
自分とは意見の違う多数派に支配されるわけだけど、
されるがままでいるのとはちがう。

現代のいいところは、定期的に選挙が行われることだね。


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