「サイコブレイク」の売りかた
2014.07.08

10月に発売予定のホラーアクションゲーム「サイコブレイク」の
予約特典として、残虐表現を強化するダウンロードコンテンツが
用意されるそうだ。「サイコブレイク」そのものはD指定だが、
このダウンロードコンテンツを適用するとZ指定となる。
(D指定は「17歳以上推奨」、Z指定は18歳未満は購入・プレイ禁止)

予約特典としてダウンロードコンテンツを用意するのは
めずらしくない。しかし今回のものは予約者のみに提供され、
後日の有料ダウンロード販売はしないそうだ。
ちょっとめずらしい対応。
(内容をZ指定にする特典とは別の予約特典もある。
そちらは後日販売されるかもしれない)

「サイコブレイク」のディレクターは三上真司さん。
「バイオハザード」の誕生に関わり、その後「バイオハザード4」で
システムの転換を成功させた人だ。
さらには「バイオハザード1」のリメイク版も制作して、
これがまた見事な内容(ゲームキューブ版)。
最新作が今回の「サイコブレイク」になる。
日本人のゲームディレクターでは知名度が高い。

個人的には、Z指定レベルの描写の有無よりも
ルール設定やプレイ感覚、難易度設定のほうが重要だと思うので
今回の予約特典には興味をひかれない。
完全予約特典なので、「こりゃ予約しないとな」と思う人がいるのも
わかるけどね。

今回のダウンロードコンテンツを後日販売しないというのは、
「ゲームソフトのビジネスはスタートダッシュが重要」と
考えているんだろうね。「重要」というか「それがすべて」なのかも。
例外はあるけど、大半のソフトは発売日とその直後の週末に
売り上げが決まってしまう。

また、ディレクターの三上さんの立場としても、
売り上げが多いにこしたことはない。
「サイコブレイク」の販売元はベセスダソフトワークスだけど、
制作にあたったのは三上さんが中心となって立ち上げた
タンゴゲームワークスという会社。ベセスダ社のグループ会社のひとつ。

「サイコブレイク」はタンゴゲームワークスによる第1弾のソフトなので、
ぜひとも成功させたいだろう。結果によってはベセスダ社内部での
立場が危うくなってしまう。少しでも売り上げが多いほうが
次回作の自由度が高まる。

「サイコブレイク」予約特典についてのインタビュー記事
GAME Watch
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20140708_656754.html
4Gamer
http://www.4gamer.net/games/212/G021286/20140708012/


「描写を変更するダウンロードコンテンツ」が
今後増えるかどうかわからない。
「できれば予約してくれ」というのはソフトメーカー共通の願いなので、
予約特典・初回特典が減ることはないと思う。
むしろ、「注文生産」みたいな感じになって、予約分以外の
初回出荷数をかなり減らすソフトが出てくるかもしれない。

ゲームによるけど、「残虐描写を強化」よりも
「エロ描写を強化(追加)」のほうが売れ行きが増えそうな気がするけど
どうだろうね。


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