2度楽しめる 「ライトなラノベコンテスト」受賞作
2014.05.22

ブログ形式で中編小説を連載するコンテストが開催されて、
先日その審査結果が発表になった。
一部の作品は電子書籍として発売されている。

「ライトなラノベコンテスト」
http://blog.livedoor.com/novel_contest/

最優秀賞の「アリスの物語」と特別賞の「明日が雨でも晴れでも」を
読んでみた。Amazonのキンドルストアでは各148円で販売中。
この価格は特別価格で、値上がりするらしい(?)
(Amazon以外の販売サイトでも売られています。
また、無料の「試し読み作品集」もあります)

規約上、どの作品も3万字程度で書かれているそうで、
あまり時間をかけずに読める。
(基本的に、本1冊は10万~15万字程度、またはそれ以上)

Amazon 「アリスの物語」
Amazon 「アリスの物語」

買った2作品は内容がだいぶ違うので比較するのも変だけど、
「明日が雨でも晴れでも」のほうがおもしろかった。
終盤で急に「ファンタジックな展開」になったなと思ったら、
じつはもっと前からファンタジックな展開は始まっていた。
あらためて読むと伏線はあるけど、1回目は気がつかなかった。
(「アリスの物語」はシリーズ化できるかもしれない)

Amazon 「明日が雨でも晴れでも」
Amazon 「明日が雨でも晴れでも」

価格が148円ということもあって、ただ読むだけでも
それなりにたのしめる。普通ならそこで終わりかもしれないけど、
この2作品はもう1回たのしめる。

この2作品に限り、特別審査員の作家から「監修PDF」が
送られている。電子書籍化にあたって「ここは直したほうがいいかも」
というアドバイスが書かれたPDFファイルだ。
アドバイスと同時に、コンテスト締め切り時点の2作品の全文も
載っている。
これは無料公開されているので誰でもダウンロードできる。

この監修PDFが興味深い。
あくまでも特別審査員個人の意見(印象)ではあるけど、
推敲のポイントが見えてくる。いわゆる「ダメ出し」ではなくて、
よかったところも指摘されている。よかったところ、
修正したほうがよさそうなところ、あきらかな誤字・脱字、
これらが色分けされて指摘されているのもいい。

このPDFと完成版を行ったり来たりしながら
もう1回読むのが2度目のたのしみかた。
指摘を受けた結果、どう直したかを見る。
指摘されていないところも修正されている。
推敲の跡を見るのはおもしろい。

監修PDFを先に見てしまうと、作品のネタバレになるので注意。
完成版→PDFの順がおすすめ。

推敲の舞台裏を見るチャンスはほとんどない。
初めて読んだときとあわせて、なかなかたのしめた。
中編だからこそ、こうしたたのしみかたができたと思う。
長編でもいいけど、よほど気に入った作品でない限り
何度も読むのはつかれちゃうから。

このコンテストの2回目があるのかわからないけど、
次回も監修PDFは公開してほしい。
もっとも、今回のPDF公開は特別審査員からの提案で
実現したことで、当初からの予定ではなかったらしい。
2度たのしめるのは今回限りかもしれない。

監修PDFが公開されているサイト
「アリスの物語」はこちら
「明日が雨でも晴れでも」はこちら

「ライトなラノベコンテスト」
http://blog.livedoor.com/novel_contest/

Amazon 試し読み作品集その1
Amazon 試し読み作品集その1

Amazon 試し読み作品集その2
Amazon 試し読み作品集その2


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