おすみつき
2014.05.06

富岡製糸場が「世界遺産登録にふさわしい」とされるやいなや、
来場者数が急激に増えているそうだ。
なぜ急激に増えるのか、よくわからない。
富岡製糸場は古くからそこにあり、観光客が入れる状態だったのに。
スカイツリーとか、新たにできた施設ならわかるけど。

「そりゃ、世界遺産だからだよ」。
たしかにそうだろう。「世界遺産」に重み・価値を感じて
「それなら行ってみるか」という人が大半だろう。

でもね、昔から富岡製糸場はそこにあった。
その存在は世界遺産推薦の有無とまったく変わらないはず。
そもそも、教科書に載っているくらいだから、
その名前は誰でも聞いたことがあるはず。
推薦に関係なく、行こうと思えば行けたわけだ。

急に来場者が増えたのは、「世界遺産」という価値観のおかげ。
世界遺産なら行く、そうでないなら行かない。
これって変だよね。富岡製糸場が話せるなら、
「オレはオレだよ」っていうはず。

権威や影響力を持つ誰かに「これはいいものだ」といわれないと
行動をおこさないのは変だ。価値観がその人まかせってことだ。
(マイナーなものにスポットライトをあてたなら別だけど)
逆にいえば、たいしたことないものでも一定の「おすみつき」をえると
その瞬間から一流扱いされる可能性があるし、
「あれはダメ」という認定をされたら社会的に抹殺される可能性もある。

おすみつきを与える側が信用できるのか、共感できるのか。
おすみつきを与えられた側が本当にふさわしいものなのか。
このあたりはちょっと疑ってかかってみてもいい。
「なんとかグランプリ優勝」とか「ランキング1位」とか
社会的な地位は、事前の根回しによる作為的な演出の場合もある。

行動をおこすきっかけになる(自分の利益になる)なら、
だれがどんな思惑で情報を流してもかまわない、という
見かたもできるけどね。


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