教師のための「攻略本」
2014.04.29

本屋で学校の先生のための本を特集したコーナーを見かけた。
授業の進めかた、クラス運営のしかたみたいなものが
科目別・学年別に本になっている。

ある本は、「こんなふうに指導しましょう」という感じで、
想定されるセリフをまじえて授業の進行が書かれていた。
もう脚本に近い。ゲーム攻略本的でもある。
(冠婚葬祭のマナー本を想像してもらうといいかもしれない)

おもに、経験の浅い先生にむけたもののようだった。
コーナーができるくらいだから、そんな本がいくつも、
いろんな出版社から出ている。
この手の本の存在は始めて知ったので、ちょっと驚いた。


どんな仕事でも、実践を通じて経験を積まないとレベルが上がらない。
最初からうまい人はいない。しかし、こうした本が堂々と売られているということは、
教員免許の取得にどれほどの意味があるのか、
(若手を中心とした)先生の技術研修はどうなっているのか、
ちょっと疑問になってきた。

教えかたに個人差があるだろうし、教える生徒の性質もいろいろだから、
画一的な教えかたは通用しない。
それでも、マニュアルというか攻略本的な本が出回っているということは、
「技術向上は個人の責任で」という風潮があるのだろう。

学校の先生は、なにかと激務だといわれる。
授業の準備のほかに進路などの指導、部活の顧問の仕事もある。
問題のある生徒や保護者もいるだろうから、
教えることだけに専念できる仕事ではないそうだ。

個人で指導法の研究をするのも必要だろうけど、
レベルの高いスポーツには必ずコーチがいるように、
先生にも支援チームがあっていい。

もしかして、「こんなことで困ってる」などの問題共有をしようとすると
「指導力のないダメなやつ」という評価を受けたりするのかな。
個人で問題を抱えずにチームで取り組んでほしいよね。
そのほうが先生も生徒も得をすると思う。

社会にとって教育が重要なのはいうまでもない。
高齢化で国力の低下傾向が確定的な日本にとってはさらに重要になる。
なにを、どう教えるかも大事だけど、先生の仕事環境を整えるのも
かなり大事なんだろう。それが未来をつくる。


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