任天堂がスマホアプリをつくるとしたら
2014.01.20

先日、任天堂が今年度の業績見こみを発表した。
それが目標に遠くおよばない数値だったことから、
「これまでのようなゲームビジネスはもう無理」
「スマホ向けにソフトを出すべき」と語っている人がいるみたいだ。

マスコミであれ、証券会社であれ、客であれ、
客でもない一般人であれ、外野の人間があれこれいうのは
自由だけど、任天堂がスマホやタブレット向けに
新作ゲームを出すことはないと思う。

任天堂は昔から「ハード開発をやめたらどうだ」とか
「スマホにアプリを出したらどうだ」といわれていたけど、
「ハードとソフトを一体になって開発できるのがウチの強みだ」と
たびたび語っている。現状、この方針が崩れるとは思えない。

あえてあるとすれば、ニンテンドーネットワークIDの取得者に
バーチャルコンソール(の一部)を解放する程度かもしれない。
それで充分だ、と答える人は本来はゲームが不要な人だ。


とはいえ、スマホやタブレットは大きく普及している。
特にタブレットの広がりはまだまだ続きそうだ。
この社会変化を受けて、なにも関与しない、
あるいは敵視するのは得策とはいえない。
自分たちに利益が出るように活用したほうがいい。

ゲームを出さないなら、どう使うのか。
これはかんたんには答えは出ない。
考えられるのは、据置型ゲーム機に誘導する、
または補完する機能を持ったアプリだ。
テレビの前にいない時間帯にそのアプリを動かすことで、
ふたたびゲーム機の電源を入れるように誘導する。
(携帯型は持ち運べるので、こうしたしかけはいらない)

たとえば、「どうぶつの森 こもれび広場」というソフトがある。
Wii U用の無料ソフトだ。「どうぶつの森」のどうぶつたちが
ゾロゾロと登場するソフトで、それぞれのどうぶつごとに
プレイヤーがコミュニケーションできる。ゲームではない。

「どうぶつの森 こもれび広場」
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/adba/index.html
2014年の年末までの期間限定

こうしたものをスマホやタブレット向けにつくるのはアリだ。
どこまで効果的かわからないけど、ゲーム世界に戻らせる
(ゲームを起動させる)効果はあるかもしれない。
プレイしていない時も、ゆるくゲーム世界とつながらせる。

「こもれび広場」は「どうぶつの森」がやたらと売れたソフトだから
例外的につくられたものかもしれない。
しかし、プレイヤーどうしの交流やプレイ自慢のようなものは
これからも重要な要素なので、そうした場をゲーム機以外の場所に
つくるのは充分に考えられる。


ディズニーのアトラクションを楽しみたいなら、
ディズニーランドに行くしかない。そこらへんのゲーセンに
ディズニーのアトラクションが出張してくることはありえない。
ケンタッキーフライドチキンがコンビニやスーパーで買えることは
ありえない。同様に、任天堂の最新ゲームもありきたりな端末では
プレイできないし、させないと思う。

問題なのは、任天堂1社では大きな売り上げをつくれない。
「場」をつくって、そこで他社にも商売してもらわないと
大きな売り上げにならない。
場の構築の放棄は、自社ソフトの制作にかかわるし、
売り上げづくりにもかかわるので、現時点ではありえないと思う。
断念するときが来るとしても、それは今ではない。


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