長い話と短い話
2013.10.27

NHK総合の遅い時間帯に、「5分で○○」という番組が
ときどき放送されている。○○にはドラマの名前が入る。
「5分であまちゃん」とか、いろいろ。5分かどうかわからないけど
大河ドラマも短縮版が放送されていたと思う。総集編とは別。

これらは放送を見逃した人のフォローの意味が強いみたいだ。
番組の露出を増やして、次回の視聴率アップもねらっていると思う。

ドラマ1回分(50分くらいか。朝ドラなら一週分)を
5分にまとめることで、だいたいの展開がわかるように
なっているらしい。
(ドラマを見ていないのでわからないが、
「5分じゃサッパリわからない」という内容なら放送しない)

これはすごくおもしろい。
50分の話でも、大事なところを拾えば5分程度なわけだ。
逆にいえば、短い話でも何倍もふくらませることができる。
すぐれた作品なら、水増しではなく意味のある延長になっているはず。
(だから、5分版を見れば50分版は不要というわけではない)


長い話を短くまとめたり、短い話を長くするのは
ひとつの訓練というか遊びとして楽しめそうな気がする。
短くするのは経験やテクニックの蓄積でだれでも
似たような結果になりそうなので、短いものを長くするほうが
個性が出ておもしろそうだ。

たとえば「桃太郎」。そんなに長い話ではない。
桃太郎が桃から生まれて、成長して鬼退治に行くだけだ。
これは話を長くする遊びに使えそう。

たとえば、鬼ヶ島への道中で、動物の家来をえる話のほかに
村や町によって小悪党をこらしめる話を入れるとか。
ヒロインを登場させて、軽い恋愛話を展開させてもいい。
鬼を退治することがヒロインのためにもなる展開なら、
桃太郎が鬼退治に行く理由を補強できる。
(「桃太郎」では、鬼退治の理由の説明はあっさりしてたと思う)

こうしたことは二次創作の原点なのかもしれない。
語られていない部分、描写が少ない部分を想像でおぎなう。
想像したくなる作品が(その人にとって)いい作品。

逆に、短い話と長い話の両方をつくれる人が
(一次の)作家なんだろう。
構想(短い話)をつくって、必要な描写を加えて長い話を完成させる。

最後にNHKの番組に話を戻すと、
5分版と50分版を両方見るのも楽しいかもしれない。
先に5分版を見たら、「(5分版にない)こんなシーンも
あったんだ」と思えるだろうし、先に50分版を見たら、
「なぜこのシーンを省略したのか」と疑問に思ったりできるかもしれない。
マニアックな楽しみかただと思うけど。


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