アニメの企画書、ゲームの企画書
2013.05.21

先日、ネットの某所で「宇宙戦艦ヤマト」の企画書を見た。
本格的な制作に入る前のものではあるけど、
話の流れや基本設定はその時点で固まっているようだった。
この資料をもとに出資者を説得する必要があるので、
ある程度は設定などが決まっているのは当然なんだけど。

その企画書の最初に、「ヤマト」をどんな趣旨で企画したのか
述べる文章があった。企画の根本、国家でいえば憲法のような、
こんな心意気でつくるんだ、と述べるもので、
たんなる商品説明ではない演説的文章だった。

同じようなものは、宮崎駿監督作品の資料でも見たことがある。
脚本や演出、キャラデザインなどよりも根底にある部分、
作品が目指す方向や意気込みを述べたものだった。
(これは本として出版されていた気がする)

TV版のエヴァについても同様のものを見た気がする。
(新劇場版の「序」のポスターにあった所信表明もこれに近い)
「ヤマト」のものもふくめて、それが本物であるかどうか、
まっとうな方法でネットにあったのかどうかはわからない。


アニメの企画書に演説風の文章が載るのに対して、
ゲームの企画書でこうした例はあるのだろうか。
そもそも企画書が一般人の目にふれることは少ないけど、
ゲームでの例は知らない。

このあたりは、予算の集めかたの違いが原因かもしれない。
映像作品は制作会社のほか、複数の企業から
出資を受けないとつくれない場合がほとんど。
就職活動中の人みたいに、自分をアピールする資料を持って
何社も面接しないといけない。直接会って説明できない場合も
多いだろうから、いかに自分(企画)が売れそうか、おおいに語る
資料が必要になる。

その点、ゲームソフトは説得すべき相手が少なそうな気がする。
たいていは自社の経営幹部だ。外部の、それも複数の人から
許可を得ないといけない例は多くないんじゃないかな。
原作つきのゲームも多いけどね。
(初期の「スマブラ」は大変だったと思う)

演説的文章の有無が商品の価値を左右するとは思えない。
むしろ、「決意」みたいなものが長々とあると、
「能書きはいい」といわれることもあるかもしれない。

業界や個人による、企画書の流儀の違いだよね。
目的を達成できれば、その表現の正解はひとつではない。


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