ハードメーカーがコントローラ屋になる日
2013.03.05

マルチ展開でPCもふくまれると、「ゲーム機」は
さらにダメージを受けるのではないか、という話。
据置型のゲーム機の話。

今に始まったことではないけど、ゲームソフトのマルチ展開に
PCがふくまれる例が増えてきていると思う。
先日発表になった「アサシンクリード4」も、主要ゲーム機のほかに
PC版も用意されるそうだ。

家庭用ゲーム機の範囲内でのマルチ展開ならともかく、
そこにPC版も当たり前になるとすると、ゲーム機の立場は
悪くなることはあってもよくなることはないような気がする。
致命傷とはいかなくても、転落の速度が速まるというか。

特にPS4やXbox360の次世代機は影響を受けそうな気がする。
3D表示のゲームが余裕を持って動くPCは
必ずしも一般的ではないけど、
「PC版が出るなら最新世代のゲーム機はいらない。
すぐに買わなくてもいい」と考える人がいてもおかしくない。
PCならパーツを交換すればパワーアップしたり
寿命を延ばしたりできるし。

ゲーム用PCを持つ人はそう多くはないだろうけど、
そうした人たちのほうがたくさんソフトを買ったり
オンラインゲームで月額料金を継続して支払っているイメージがある。
「いいお客さん」が多いイメージ。
そうした人たちに「PCでいい」と思われたらマズいよね。

ゲーム機のメリットもあるけどね。
おそらく価格は安いだろうし、ソフトの動作は保証されてるし、
消費電力も違うかもしれない。


マルチ化しないと利益が出ない状況になってしまったのが
よくなかったのかもしれない。PS2時代までのゲーム機は
ディズニーランド的というか、そこでしか楽しめない体験(ソフト)が
あった気がする。

しかしそれ以降は「全国展開のチェーン店」みたいな感じに
なっちゃった。スタバ的、コンビニ的というか。
そこらじゅうに店があって、特に新鮮さはない。
ディズニーランドは「あえて行く」けど、チェーン店は
「近くにあるから行く」みたいな。どの店でも同じようなものを売ってる。

そこそこのノートPCでも動くソフトが増えたら、
あえてゲーム機を買う理由ってなんだろう。
そのゲーム機だけで楽しめるソフト・サービスが鍵だろうけど、
そういったものを充実させるのは難しい。

ハードメーカーが周辺機器メーカーに成り下がってしまうのも
ありえない話ではないかもしれない。
PCでプレイしやすいコントローラだけがやたら売れたりするかも。

だからといって、「マルチ展開はやめてくれ」ともいえないし、
自分たちの船が沈んでいくのを見守るわけにもいかない。
そのうち、ソフトメーカー(チーム)に数千万くらい投資して、
「マルチでもいいけど、ウチの機種限定のステージを作って」
とか依頼するかもしれないね。それなら差別化になるし、
作るほうも比較的楽だろうし。


この記事へのコメント

- tos - 2013年03月06日 00:16:35

案外、任天堂には願ったりかなったりかもしれませんね。
Wiiリモコンとヌンチャク、Wii U Game Pad、テレビが標準で
接続可能な安価なAT互換機を任天堂が売り出せば
(もちろん、I/Fを追加すれば普通のPCでも対応可能にして)、
すべてが丸く治まるような気がします。


tos.

- 斎太郎 - 2013年03月06日 20:32:17

いや、私の印象としては、
最後まで抵抗するのが任天堂じゃないかなと。
「ハードとソフトを一体になって開発しているのが
うちの強みだ」みたいな発言はたびたびあるので。
資金力もあるし。

もっとも、任天堂1社では市場を構築しにくいのも
わかっているはずなので、ある程度の妥協はあるかもしれませんが。

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