ソーシャルゲームはゲームの入門編になるか
2012.09.22

東京ゲームショウの初日、グリーの田中良和社長が講演を行った。
その内容はいろいろなところで紹介されているので、
くわしくはそれを読んでほしい。簡単にいえば「スマホの性能向上と
世界的な普及はこれからも止まらない。だからソーシャルゲームの
将来は有望だ」という感じ。

たしかに、スマホやタブレットはまだまだ伸びると思う。
アフリカでさえ、携帯電話を使った送金システムが普及していると
いうから、世界的な端末の普及と高性能化は約束されているようなもの。
PCの存在さえおびやかすという見かたもある。
(端末の価格、通信エリアの広さと速度、通信量の増大など
課題もあるけど)

携帯端末を持てば、それを娯楽に使おうというのも当然の流れ。
そう遠くない未来、アフリカでゲームが大流行するかもしれない。
ソーシャルゲームは、まさに勝ち馬に乗っている状態だ。
(端末の普及に努力しなくていいという点でも、
ソーシャルゲームのメーカーは特殊な立場にあると思う)


スマホやタブレットの性能がどんどん向上するとしたら、
いわゆる「ゲーム専用機」は「プリントゴッコ」や「写ルンです」
みたいな存在になってしまう、と考える人がいるかもしれない。

しかし、悲観する必要はないと思う。
ソーシャルゲームの勢いが増すことは
「イスとりゲームのイスをどんどん取っていく」のではなく、
「イスを増やす」効果もあるはず。
ゲームの入門編として機能することがありうると思う。

ケータイで写真を撮ることに目覚めた人が
一眼レフを買ったり、ファストフードと一般の飲食店が
両立したり、そんな感じ。
コンビニで買えるケーキやカップ麺で満足してしまう人は少ない。
ケーキ屋やラーメン屋にも需要はある。

スマホがあれば「ゲーム専用機」はいらないよ、という
シナリオもありうる。面白いゲームを作るのは当然として、
いかにその魅力を伝えるかがさらに重要になっていくと思う。
シリーズ物や版権物に頼りすぎると先細りの未来になるかもしれない。


この記事へのコメント

- tos - 2012年09月23日 04:00:51

スマートフォンと携帯ゲーム機はハード的にほとんど同じ物になってきています。
目立って違う点と言えば、十字キー(アナログスティック)と押しボタンの有無
でしょうか。もし、スマートフォンに物理的なスイッチ(快適な入力手段)が実装
されれば、スマートフォンでゲームをした方が便利かもしれません。

携帯ゲーム機がゲーム機として生き残るには、スマートフォンに対して
差別化を図らないといけないでしょう。スマートフォンがゲームをしやすい
ハードになり、携帯ゲーム機がゲーム専用機でなければ味わえない体験が
なくなれば、携帯ゲーム機も「ワープロ」と同じように消滅してしまうと思います。

ソニーはスマートフォンに迎合していますが、任天堂は真っ向から勝負
しているところが対照的で、私は面白いと思っています。


tos.

- 斎太郎 - 2012年09月23日 20:54:38

十字キーとボタンの有無は大きいですね。
iPod touchを持っているのですが、ゲーム機風の
操作をさせるソフトはおおむね操作性が悪いです。
タッチパネルのみで操作をさせるなら、それ相応の
ゲームデザインが必要だろうと思ってます。

任天堂はハードとソフトを自社で開発できるのが強みだと
言ってますよね。最近ならWii Uゲームパッドの
反応速度の話がいい例だと思います。

ただし問題は、任天堂1社だけでは市場が成立しにくい
ことですよね。Wiiリモコンを使いこなせないメーカーもある
みたいですし。

近い将来、「ゲームセミナー」が学生向けではなく
ライセンス契約を結んだメーカー向けに行われるときが
来るかもしれません。

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