Wiiリモコンプラスを使いこなすことが任天堂の将来を決める
2011.07.01

Wiiリモコンプラスの開発環境が、Wii Uの普及にも
大きく影響しそうだ、という話。

今日、新しい「社長が訊く」が掲載された。
「Wiiリモコンプラス バラエティパック」がテーマ。
かつてない大人数での対談になっていて、なかなか面白かった。
http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/sc8j/vol1/index.html

一番興味を引かれたのは、岩田社長の次のコメント。
「Wiiリモコンプラスは高性能な一方、かなりクセがあるので、
使いこなすにはちょっと難しい面がありますよね」
(6ページ目に掲載)

社長みずから「かなりクセがある」とか「ちょっと難しい」
という発言をするということは、現場の人からすれば
「どうなってんだコレは」と言いたくなる代物なのかもしれない。

Wii用の「ゼルダ」は今年の年末に発売予定だが、
ずいぶん予定が遅れている。たしか去年のE3では
「今年(2010年)いっぱいは開発にあてる」と
宮本さんが壇上で語っていたはずだが、
結局2011年の年末になったのはWiiリモコンプラスの
操作感の調整もふくまれていると考えてよさそうだ。
(もちろん、難易度の調整などもあると思うが)

社長が訊く「Wiiモーションプラス」を読み返すと、
ハードの開発の段階で苦戦したことが語られている。
ジャイロセンサー自体が扱いにくいものらしい。
http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/wii_motion_plus/vol1/index.html
(Wiiモーションプラスは、発売当初のWiiリモコンに装着する
周辺機器。のちに一体化されてWiiリモコンプラスになった)

Wiiリモコンプラスは、Wii Uでも使われる。
「開発が面倒だ」とソフトメーカーに思われないためにも、
操作感の調整がやりやすいように開発ツールを
整えることが急務なんじゃないかと思う。

PS3用の「プレイステーション ムーブ」も
同様の性質を持っているので、開発の難しさも
似たようなものだと想像できる。しかしムーブが
あくまでも周辺機器であるのに対して、Wiiリモコンプラスは
標準のコントローラなので存在感が大きく違う。
ライバルとの差別化のためにも、開発環境の整備は
かなり優先度が高い事項になりそうだ。


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