日付 : 2010年02月 の 記事一覧

今日からいつでもスキー三昧! おすすめセレクション「ファミリースキー」
2010.02.26


先日発売になった「みんなのおすすめセレクション」のなかから、
「ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード」を買ってみた。
前から評判のよさはチラホラと目にしていたが、おすすめされる
理由がよくわかった。ゲレンデの雰囲気や滑走感がなかなかいい。

簡単にゲーム内容を紹介しておくと、広いスキーリゾートと
自然むき出しの山岳地帯をスキーとスノーボードで滑れるゲーム。
基本的にはWiiリモコンとヌンチャクで操作するが、
バランスWiiボードを使って楽しむこともできる。なくても問題ない。

最大4人までの同時プレイができる。
人数分のWiiリモコンとヌンチャクが必要。
オンラインプレイは非対応。

Wii用のゲームとはいえ、グラフィックはなかなかいい。
背景の描写は特にすばらしくて、リフトやゴンドラに乗っているときに
周辺を見渡すのが楽しいくらいだ。昼と夜、晴れと雪(吹雪)の違い、
雲海を見下ろすほどの山岳地帯など、プレイヤーのほとんどを
満足させる表現になっていると思う。

滑っているときの効果音もよくて、総合的なスキーをしている感覚、
スキー場に行った感覚はリアルなほうだと思う。

人物の表現がデフォルメキャラになっているところに不満を
感じる人がいるかもしれないが、このほうが万人向けだし
Miiを活用できることを考えれば欠点ではないと思う。
(Wii本体に保存しているMiiを使うことができるし、
ゲレンデにいる客としても登場する)

基本的な操作方法は難しくない。
スキーもスノボも基本操作は共通で、Wiiリモコンとヌンチャクを
傾けることで曲がれる。操作説明はゲーム内でも学べる。
Wiiリモコンを振り回すようなプレイは必要ない。

このゲームはかなり自由度が高い。これは意外だった。
アレをしろコレをしろとゲーム側から強制されることが一切ない。
気ままにのんびり滑るもよし、レースをするもよし。
服装も自由に変えられる。ゲームのほとんどが最初から
オープンな状態になっている。

レベルを上げるとか、お金を貯めるというシステムはない。
「このステージをクリアしないと先に進めません」なんてこともない。
基本的にゲームオーバーがない。

国産のゲームにしてはめずらしく、プレイヤーに積極性を
求める内容。個人的にはこういうタイプは好きだけど、
もう少しゲーム側がプレイヤーを引っぱるしくみをほしがる人が
いるかもしれない。課題や目標を与えてもらえないと
早めにあきてしまう人がいるかも?

最近のゲームと比較すると、ロード時間がやや長いが、
いったん滑り始めると中断されないのは快適。
山の頂上からふもとまで、5分前後は滑り続けられる。

ちょっと気になった点がひとつ。
このゲームはワイドテレビに対応していないらしい。
画面の左右が切れて、黒い部分が残る。
Wii本体の設定はワイドにしてあるし、テレビの設定も
変えていないのでソフトが対応していないみたいだ。
今時めずらしいことだけど、もしかして不良品か?

「のんびり、自由に滑りたい」という人はおすすめ。
「ライバルとの対戦を勝ち抜く」とか「記録更新を目指す」などの
プレイをしたい人にはあまり向いていないかも。

「ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード」公式サイト
http://familyski.namco-ch.net/board/index2.html
一部、音が流れます

「おすすめセレクション」のページ
http://www.nintendo.co.jp/wii/selection/index.html


「みんなのおすすめセレクション」紹介冊子が配布中
2010.02.23


実際にプレイした人たちによって高い評価を得たWii用ゲームを、
お買い得な価格で再発売する「みんなのおすすめセレクション」。
今週木曜発売の7タイトルを紹介する冊子が店頭で配布されていた。

「みんなのおすすめセレクション」とはいかなるものかという
説明に始まり、それぞれのソフトの内容、みんなのおすすめ
コメントなどが全タイトルで掲載されている。

例によって公式サイトの情報を紙にまとめた内容。
ネットの情報にアクセスしない(できない)人には役立ちそうだ。

「男女別・年齢別のおすすめランク」という情報が興味深い。
これは文字通り、評価の高さを性別と年代別に示した情報だ。
たとえば、40代や50代の人からどう評価を受けているか、
簡単にわかる。ネットでも同じ記載があります


これは「このゲームが自分に合うかどうか」を判断する材料として
今後重要になりそうな情報だと思う。ゲームソフトを対象年齢別に
推奨する制度はすでにあるが、事実上機能していないように感じる。
また、未成年者保護の意味が大きく、18歳以上はひとまとめに
されてしまっている。

今後は新作ソフトでも、「どんな層がターゲットなのか」を
わかりやすく示す必要があるかもしれない。
パッケージデザインやキャッチコピーで表現するのは限界がある。
(メーカー側が想定するターゲットと実情が合わない場合も
あるだろうが、ある程度の情報はほしい)

任天堂サイト内、「みんなのおすすめセレクション」のページ
http://www.nintendo.co.jp/wii/selection/index.html
2月25日(木)、7タイトル発売。定価2,800円。
サイトにある「取り扱い店舗」以外でも販売されるが、
全タイトルを扱っていない場合もあるらしい。

個人的には、「428」と「ファミリースキー」が気になります。

以下、冊子の内容の一部。




カーリングに興味がわいた人に紹介したい記事
2010.02.23

バンクーバーオリンピックのカーリング女子の試合に
ハマッている人に紹介したい記事があった。

内容の真偽はともかくとして、テレビや新聞では伝わりにくい
カーリングの周辺知識を読むことができる。
http://anond.hatelabo.jp/20100221221726
ところどころ紹介されている動画もよかった。

日本チームは現在のところ3勝3敗。
全7チーム中、上位4チームしか準決勝に進めない。
日本チームは厳しい状況だが、知名度のアップという点では
現時点でも大きな貢献をしている。

1回のショットの結果で、状況が大きく変わるところが
面白いと思っているけど、試合中の選手の会話が聞けるところも
他のスポーツにないよさだ。聞かれるほうはイヤかも。


ゲームセンターはもっと活用できるはず
2010.02.22

ゲームソフトメーカーのなかには、アミューズメント施設を
運営しているところがある。いわゆるゲームセンターで、
セガやカプコン、ナムコあたりが出店している。
これを自社の情報発信基地として活用したらどうだろう、という話。

小売店の店頭で新作ソフトの体験イベントをやります、という
ニュースをときどき見かける。首都圏だと、秋葉原や新宿の店で
行われることが多い。私もあまり行ったことがないが、この手のものは
スーパーでやるウインナーの試食販売みたいなもので、
あまり「イベント感」はない(広いスペースが確保されない)。

こんなとき、ゲーセンで開催してもいいのにな、と思っていた。
小売店の店頭なら、体験後に即予約(購入)できるというメリットが
あるが、実施場所を増やすという意味ではゲーセンもアリだ。

また、東京ゲームショウなどのイベントや、新作発表のマスコミ向け
イベントをゲーセンで実況中継するのもアリだ。
パブリックビューイング的にモニターを設置して、その場のみんなで
見られるというところが単純なネット配信とは違う。
普通に新作ソフトの映像を流すだけでもいい。

ゲームソフトメーカーが自社でゲーセンを経営しているからこそ、
これらのイベントをゲーセンでやる意味がある。
全国各地に自社の拠点があるのは大きい。
施設の予約を取ったり料金を払う必要がない。

とはいうものの、ここ数年はアミューズメント施設も運営が厳しい
らしいから、イベントステージ的なものは作りたくないかもしれない。
そんな余裕があるならゲーム機や自動販売機を1台でも多く置きたい
というのが現場の本音かもしれない。

携帯ゲーム機とアミューズメント施設が連動する仕掛けも
あったら面白いと思うけど、実現した例は少ないね。


ゲームのCMを映画館で流したらいい
2010.02.19

映画館では本編上映前に予告編がいくつか流れる。
ゲームのCMもそこで流したら効果的なんじゃないの、という話。

映画館でゲームのCMが流れるという話はほとんど聞かないが、
まるで例がないわけではない。年末年始、「アバター」の上映前に
「FF13」の3D映像が一部の劇場で上映された。
これはゲーム発売後のことだし、CMというよりは
技術のデモンストレーションの意味もあったと思う。
(ポケモンの映画だとゲームの宣伝もあるのかな)

もっと映画館をゲームのアピールの場に使ったらいい。
テレビCMよりも集中して見てくれるだろうし、
なにより音響のよさがゲームの魅力を高めるような気がする。

これから発売になるものだと、「ロストプラネット2」
「グランツーリスモ5」「人喰いの大鷲トリコ」あたりは
映画館で映像を流す価値があると思う。
DSやWiiのゲームでもいいけど。

しかし、個人的には映画館でゲームの映像を見たことは
一度もない。飲料や家電のCMも見ない。
なにか契約上の取り決めがあるのだろうか。

本編上映前の予告編は、長くてうんざりすることもある。
ゲームのCMを入れるくらいなら、さっさと本編を始めてほしいとも
思うし、この上ない音響設備でゲーム映像を見たいという
気持ちもある。難しいところだ。


店頭での小冊子配布はターゲットに届いているのか
2010.02.16

任天堂系ハード・ソフトを紹介する小冊子は、ターゲットとなる層に
届いているのだろうか、という話。結論から言って、一定数は
届いているのは間違いないが、配布場所や方法には改善の余地が
あるんじゃないか、という話。

最近の当サイトでは、ゲームソフト売り場で自由に持ち帰れる小冊子を
話題にすることが多い。そのほとんどは任天堂のゲーム機や
それに対応するゲームソフトのもので、いわゆるライトユーザー向けの
内容になっている。ゲーム関係の情報にくわしくない人のために、
かなり基本的なところからわかりやすく解説されている。

積極的に情報を集めない人、どのようにして情報を集めるかも
わからない人にとって、これらの冊子は役立つ存在だろう。
そう思うからこそ、これまで何回も紹介してきたわけだが、
これらの冊子は果たして本当に必要としている人に
行き渡っているのだろうか。

一般的には、用もないのにゲームソフト売り場をウロウロする
ことはほとんどないと思う。このゲーム機(ソフト)を買おう、という
ある程度の意志があって出向く人が多いはずだ。

たとえばケーキなら、漠然と「ケーキを買おう」と店に行き、
ズラリと並ぶ商品を見て「どれを買おうかな」と迷うのは普通だ。
しかしゲームの場合はこうした選びかたはしないと思う。

指名買いというのか、店に行く前に買うべき物が決まっているのが
ほとんどで、「まだ決めてないけど、とにかくレースゲームを買いたい」
なんて感じで店に行く人は少数派だろう。
(価格を知りたくて一度店に行ってみる例は多そうだが)

まして、いわゆるライト層なら、ますます売り場に行く機会は
少ないはずだ。家族が買っていて、自分自身はほとんど
ゲーム関係の売り場に行かない、という人もいると思う。
こうした冊子があることすら知らない場合もありそうだ。

そうなると、ゲーム関係の売り場にライト層を意識した冊子を
置くことが本当に効果的なのか、少々疑問を感じた。
実際のところ、冊子を持ち帰る人はそれなりにいるようだし、
家族や友人を通じて情報が流れるだろうから無意味ということはない。

しかしもうちょっと別の角度から配布することも必要だろう。
たとえば、クラブニンテンドーの会員に「郵便物を送ってもいいか」
という設定項目を作って、許可した人に冊子を送るとか。
IDの登録状況から、その人の好みそうな情報は判断できるので、
ピンポイントに情報を送れる。

販売店以外の配布場所もほしい。
フリーペーパーが駅の改札近くで配布されているように、
人通りの多い場所に置けたらベストだ。場所代の問題があるが、
空になっている配布ラックをよく見るので、交渉によっては
リクルートあたりと協力することもできるかも。

たんなるチラシではない、こうした冊子が配布されること自体が
最近始まったものなので、まだまだ試行錯誤の段階だと思う。
今年の後半には意外な場所でこれらの冊子を見かけることに
なるかもしれない。


「NewマリオWii」を買った人に「次の1本」を勧める小冊子が配布中
2010.02.14


Wiiの「NewスーパーマリオブラザーズWii」を買った人に
さらにゲームを買ってもらうため、おすすめのゲームを紹介する
小冊子が店頭で配布されていた。

あまり難易度が高くなく、ひとりでもみんなでも楽しめる11本が
紹介されている。「Wiiスポーツリゾート」「Wii Fit Plus」
「マリオカートWii」などの定番のほか、「桃太郎電鉄2010」や
「太鼓の達人Wii」も含まれている。
(タイムリーなゲームとして、「マリオ&ソニック AT
バンクーバーオリンピック」もある)

単純な広告ではなく、クラブニンテンドーのデータを引用して
実際に買った人のコメントも紹介されている(3タイトルのみ)。
あまり情報を集めない人にとっては参考になりそう。
ほめ言葉しか載っていないけど。

テレビCMでも「Wiiスポーツリゾート」を買った人の
コメントを紹介するバージョンが流れていたけど、
あれを紙で表現した感じの小冊子です。

任天堂サイト内、Wiiのページ
http://www.nintendo.co.jp/wii/index.html

以下、冊子の中身の一部。




バンクーバーオリンピック、生中継されない競技がネットで見られる
2010.02.12

いよいよ開幕が迫ったバンクーバーオリンピック。
テレビで生中継されない競技がNHKのサイトでライブ中継される。

メダル獲得数に注目しすぎるマスコミに違和感を覚えつつ、
それなりに楽しみにしてます。特に注目する選手はいないけど、
競技としてはモーグルなんかは結構面白いと思ってる。

時差の問題で、なかなか生中継は見られないわけですが、
地上波で放送される競技以外もチェックしたい、という人は
下記NHKのサイトでライブ放送を見てはどうでしょう。

バンクーバーオリンピックNHK特設サイト内、ライブストリーミング
http://www9.nhk.or.jp/olympic-streaming/

実況や解説の音声はなく、現地の歓声が聞こえるだけのようなので、
競技内容を知らないとつまらないかも。アクセス状況によっては
つながりにくくなることもありそう。

テレビで放送されるのは(有名な)日本人選手が出場する競技が多いと
思うので、このライブ放送を見ることで意外な競技が面白く感じるかも。
ライブ放送はマイナー競技のみとはいえ、実況や解説のうるさい音が
なくて、逆にいい環境かもしれない。

<追記>
生中継ではありませんが、ネットでハイライト動画を
見られるサイト「grin.jp」
http://www.gorin.jp/
民放が放送した動画を後から見られるようです


「斬撃のレギンレイヴ」の店頭用パッケージに注目した
2010.02.11

Wii用ソフト「斬撃のレギンレイヴ」が今日発売になった。
巨大な敵の群れを相手にするアクションゲームだ。
店の様子を見に行ったとき、見本のパッケージに注目した。
買ってはいません。

パッケージがいつものプラスチック製のものではなく、
紙製だった。ただ紙でできているのではなく、パッケージの裏側が
本のようにめくれるようになっていて、情報量が多い。
「ゲームの詳しい情報はコチラ」という感じの説明書きもついていて、
めくれることがわかりやすくなっている。
(似たようなしかけはPC用のセキュリティソフトか何かでも
見た記憶がある)

情報量が多いとはいえ、たかがしれている。
それでも、パッケージ裏面の情報を重視してソフトを選ぶ人は
意外と多いらしいので、いいアイデアだと思う。
(「斬撃のレギンレイヴ」が、パッケージ情報を重視する人に
向いているかどうかは別の問題だが)

このパッケージはすべての店で使われているわけはないみたいだ。
今後は増えそうな予感。今からでも遅くないだろうから、
「トモダチコレクション」や「NewマリオWii」でも採用するといいかも。


ゲーム人口は拡大している。ではゲーム誌は変わったか
2010.02.06

ゲームの環境は変わってきているのに、ゲーム誌の環境は
ほとんど変わっていないね、という話。

ニンテンドーDSやWiiが登場したことで、ゲームの環境(雰囲気)は
変わってきている。それまでゲームになじみがなかった人や
昔はプレイしていたけどやめちゃった、という人を呼びこむ流れが
おきている。中高年の人がプレイしたり、家族で同じゲームを楽しむ
光景はかつてないものだ。

これは大きな変化のようでありながら、世間一般としては
まだまだメジャーな娯楽とはいいがたい、という話を最近何回か書いた。

この流れでもうひとつ思い浮かんだのが、ゲーム関係の雑誌のこと。
初代DSの発売が2004年、Wiiの発売が2006年だが、ゲーム雑誌には
大きな変化は起きていないように思う。

いいかえれば、最近になってゲームを始めた人たちに向けた雑誌が
見あたらない。PS2の全盛期と同じような雑誌しかないような気がする。
ここ数年は出版業界にとって厳しい状況が続いているので、
新たな雑誌を作るのは無理な話なんだろうけど。
(以前、ファミ通の増刊か何かでファミリー向けの雑誌が出た記憶が
あるが、定期刊行されるものではなかったらしい)

出版業界の不況を無視して考えれば、ゲーム関係の雑誌は
もっとバリエーションがあっていい。比較するのもおかしいかも
しれないが、ファッション関係やPC関係の雑誌に比べれば少ない。
(ライトユーザー向け以外にも、特定のジャンルに特化した雑誌とか、
キャラデザインや世界設定だけを注目した雑誌とか)

せっかく広がりつつあるお客さんを逃がさないためにも、
メーカーだけでなくマスコミにも努力が必要だろう。
記事のひとつとしてフォローするだけでは、その情報を必要とする
人に届かない可能性もある。
(だからといって安易に新雑誌を作れない状況なわけで、
ちょっと別の方法が必要なのかもしれない)


第13回文化庁メディア芸術祭に行ってきた
2010.02.04

六本木にある国立新美術館で開催中のイベントの話。

デジタル表現や科学技術を使ったアート作品「メディア芸術」を
中心に、マンガ・アニメ・ゲームを含めた優秀作品を展示する
イベントに行ってきた。応募された作品のなかから、各分野の
審査員が「大賞」と「優秀賞」を選出している。

開催は今月14日(日)まで。9日(火)は休館。
開場は10時から18時まで。金曜は20時まで。入場無料。
受賞作品の上映や受賞者のトークイベントあり。
会場内は撮影禁止。

ゲームなど、体験型の展示もあるが、土曜・日曜は
満足に体験できない可能性が高そう。


今年のメディア芸術祭は、アニメーション部門が一番よかった。
大賞の「サマーウォーズ」を始め、興味を引かれる作品が多かった。
各作品は予告編的な映像とともに制作資料が展示されている。
(サマーウォーズは劇場で観ました。
その時の話はこちら 2009.8.1)

なかでも注目なのが「The Cable Car」という短編。
老人が1人乗りのケーブルカー(ロープウェイ)に乗って山を登る。
順調に見えた旅にトラブルが相次ぐ。
手描き風(油絵風)の質感の描写がいいし、話の展開も面白い。
会場で全編(?)が観られるので、行った人はぜひ観て。

そのほか、優秀賞の「電信柱エレミの恋」と「屋根裏の
ポムネンカ」もよかった。どちらもストップモーション
(人形を少しずつ動かして、1コマずつ撮影する手法)による
アニメで、全編観たくなった。


ゲーム関係はエンターテインメント部門に含まれるが、
今年はあまりパッとしない印象。功労賞が任天堂の宮本茂さんに
授与された関係で「ドンキーコング」の設定資料が展示されているのが
見どころか。ただしこれは初公開ではないと思う。

エンターテインメント部門で大賞に選ばれたのは
「日々の音色」という映像作品。これはなかなかよかった。
多くの人物をPCのwebカメラで映した映像を組み合わせて
ひとつの映像に仕立てたような作品なんだけど、
音楽にのせて気持ちよく個々の映像が組み合わさるところがいい。
「人の輪」が気持ちよく表現されている。
「サマーウォーズ」監督の細田守さんのtwitterによると、
開発費用はゼロ円だったそうだ。


そのほかにもいろいろ見どころがあります。
親子で行ってみるのもいいかもしれない。
できたら午前中に行くのがおすすめ。
ちなみに国立新美術館では「ルノワール展」も開催中。
こちらは有料。

文化庁メディア芸術祭プラザ
http://plaza.bunka.go.jp/
国立新美術館
http://www.nact.jp/

過去のメディア芸術祭の話
2007年(2007.2.25)
2008年(2008.2.9)
2009年(2009.2.5)


日本のゲーム分野にはシンボルがいない
2010.02.01

前回の記事のなかで、「ゲームはもっと社会に浸透する余地がある」
と岩田社長が指摘しているよ、と紹介した。
「脳トレ」など、かつてないブームを巻き起こしてもなお、
ゲーム全般は今ひとつメジャーになりきれないところがある。

岩田社長は、テレビ・映画・音楽・スポーツと比較して
ゲーム全般がマイナーであることを説明した。
そもそも歴史の長さが違うので単純に比較できないが、
メジャーな娯楽にはマニアやファン以外にも知れ渡る
「シンボル」が存在すると思う。

シンボルは単純にいえば「知名度が高い人」だ。
アイドルとか広告塔とかカリスマと表現してもいい。
あまり音楽に興味がない人でも、ミスチルや矢沢永吉は知っている。
スピルバーグやルーカスを知っている。

メジャーな娯楽には、世間の多くの人が顔と名前、名前と作品を
セットで思い出せるような知名度を誇る人物がいる。
(「メジャーな」というよりは、「ある程度社会的地位のある」と
言いかえてもいい)

日本のゲーム界隈はどうか。正直、世間一般に知名度のある人は
いないと思う。せいぜい高橋名人くらいだろう。
有名タイトルはあっても、人物に結びつかない。
(今回の記事のタイトルを「高橋名人以降、ゲーム分野には
シンボルがいない」にしようかと思ったくらいだ)

「ゲーム関係で、それなりに知名度のある人はいるんじゃない?」と
思った人もいると思う。私も数名思いついたが、その人たちは
別の分野で(お笑いなど)知名度を高めた人が、ゲームの話題も
している場合がほとんどだと思う。ゲームの制作やプレイで、または
ゲームを語ることで世間一般に知られた人は少ない。

ゲームについて、ある程度積極的に情報を集める人なら、
様々な有名人の名前が思いつくだろう。しかしそれは
「知る人ぞ知る」というレベルで、「AKB48のメンバーで
誰が一番カワイイか」と話しているようなものだ。
世間一般としては、AKB48は知っていても、メンバー全員の
顔と名前を知る人は限られる。

海外では、一部のゲームは「eスポーツ」と呼ばれて
企業のスポンサーがつくくらい盛んに大会が行われているそうだ。
ゲームそのものはもちろん、プレイヤーにも注目が集まって、
プロゲーマーもいる。

eスポーツとプロゲーマーが世間一般の知名度を誇るほどなのかは
わからないが、少なくとも日本よりは目立っていると思う。

シンボルが出現するためには、仕掛け人の存在が不可欠だ。
高橋名人も、業務上の指示がなければ表舞台に立つことはなかった。
関係者以外の立場で目立つためには、なおさら「仕掛け」が必要だ。
ネットも「仕掛け」になりうると思うが、「ゲーム関係はもうかる、
取り上げるメリットがある」と思わせる雰囲気を作れないと
業界の外に存在感が広がりにくいだろう。

将来、日本でゲームがメジャーな存在になるとしたら、
必ず何人かのシンボルが出現していると思う。
ファッションリーダー的な、「あの人の新作は絶対買う」とか
「あの人のプレイが見たい」とか「あの人が面白いと言った
ゲームを買う」とかそんな感じの。妙な派閥の対立があったり。

こうしたことは現時点でもあるのかもしれないけど、
もっともっと広い範囲で注目されるようにならないと
メジャーとはいえない。

メジャーでもマイナーでも関係ない、楽しめればいい、
という人もいると思う。それもいいけど、メジャーな存在に
近づくことで業界に多くのお金が流れる。
それが面白いゲームの誕生につながるわけで、
メジャー化は結果として得をすると思う。

前にも同じようなことを書いてました。(2007.5.4)
http://g2012.blog.fc2.com/blog-entry-1109.html


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